2011年度を振り返りつつ 3月31日㈯ KECF三田会

長らくブログを更新することができず、大変申し訳ありませんでした。ブログが更新されていない間もKECFは活動していました。今年度は、しっかりと更新していければと思っておりますのでよろしくお願いします。

 

まず、3月31日KECFの三田会がありました。そのことを報告させていただきます。OB・OGの方々が、14名、現役学生が7名、新入生が1名の計22名が参加してくださいました。

 

自己紹介と近況報告から始まり、学生Hの証、学生報告、賛美、祈りがありました。

 

何より実感したことは、世代はバラバラで、会ったこともない方々が多い中であってもKECFという共通点、神様を信じているキリスト者という共通点によって、素晴らしい交わりができたということです。

 

KECFが愛されてきて、いまだに引き継がれてきている奇跡に感謝します。

 

以下、私が三田会で報告させていただきました学生報告を掲載しておきます。

 

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今年度の報告をさせていただきます。

2011年3月11日に起こった東日本大震災によって、大学のスケジュールが大幅に狂いました。KECFは、50年間の歴史があり、大学公認のサークルですから正規の手続きを経て、KECFに関するチラシを入学式に配る予定でありました。しかし、震災に伴いそのようなオリエンテーションも中止を余儀なくされました。そのようなこともあり、また例年一年生の初期からKECFに参加する人は多くないということも考えると、新入生は少ないだろうと思っていました。しかし、こんな年に限って主は私たちを祝してくださっているということを目に見える形で見せてくださいました。なんと、4月の時点で、サークル紹介パンフレットを通して5人の新入生が与えられたのです。これは、史上初ではないでしょうか。神様は、震災の中だからこそ感じる励ましに代表として感動を覚えました。そんな中私たちに与えられた年間聖句は、有名な個所でありますが、

 

「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしから離れては、あなたがたは何もすることができないからです。」

               ヨハネの福音書155

 

御言葉にとどまるということを真剣に考え、聖書に真摯に向き合い、KECFの真骨頂ともいえる聖書研究に励みました。教会などでも近頃用いられることがあるセルグループという何人かに分かれ、そのグループに所属し互いに信仰を深め合うというシステムがあります。慶応はご存じのとおり多くのキャンパスがあります。ですからKECFのメンバーであっても普段は出会うことができないメンバーも多くいます。そのような中で、各キャンパスで聖書を読めるようにという励ましの意味を込めてこのセルグループの概念を活用させていただきました。ですから、日吉での聖書研究ならば、「日吉セルグループ」を略してひよせるとし、三田であれば「三田セルグループ」を略してみたせるとしました。湘南藤沢キャンパス(SFCSFCセルグループですので、SFCせるとし名称を改めて親しみを感じやすいようにしました。もちろん親しみを感じやすくするだけではなく、一つ一つがそれで完結するのではなく、それぞれで励ましあい、最終的には慶応という大学に遣わされた者として神様から受けた使命を全うしたいと思わされました。また、月に1度から2度、各キャンパスで聖書研究を行い、月に一度全キャンパスが一堂に会すALLKEIOという集会を開催していました。神様につながっていることで生かされ、この場に遣わされているということをたがいに分かちあい祈りあいました。

 

現在KECFには、20名ほどのメンバーがいます。それぞれが多くの賜物を持っていますし、多くの悩みを抱えています。バックグラウンドが異なるメンバーでの交わりは本当に素晴らしく、イエスキリストの、また神様の豊かさを感じることが多くありました。その中で、今年度も多くの出来事がありました。どちらかというとKECFにとって試練が多かった年だったのではないかと思っています。代表として、キリスト者とは何かと問われました。

 

(中略)

 

このような中で、代表として苦労し、困惑し、キリスト者とはいったいどのような存在であり、キリスト教という考え方、生き方はどのようなものなのか問われました。しかし、この問いや悩みは多くの仲間によって支えられました。それがKECFOBの方であったり、KECFの仲間や関東地区のKGKの仲間であったりしました。しかしその背後には確実に神様がいらっしゃり励まされ、押し出されていきました。

 

私は、KECF以外でもKGKで全国協議委員会という関東地区の代表として奉仕をさせていただきました。現在は、NCと呼ばれる400人規模のKGK全国集会の準備委員長の奉仕を担っています。どこで奉仕をするにしてもやはり原点はKECFであり、そこでの交わりや苦しかった経験、そしてKECFで神様に助けられたということは大きな財産であります。どこに行っても同じ神様が働いているということで大きく癒されています。KECF50年間も続けてくださった先輩方に感謝をすると同時に神様に本当に感謝しています。KECFがなければ今の自分はないと思います。

 

来年度に期待していることは、「交わり」です。私たちは今年度神様に御言葉でつながることを目標に来ました。それを土台として、もちろん聖書研究や祈り会は継続させ、来年度は、慶応という同じ場所に遣わされたメンバー同士の交わりを深めたいと思っています。聖書研究や食事でも交わりは深まりますが、はっきりいってそれではメンバーの素顔はわかりません。実際にお楽しみ企画として旅行に行ったり、遊びの要素も加えていくことで人格的に関わり、共同体として神様に応答していくことに召されていることを感じています。ピリピ2:1-2にはこのようにあります。

 

「こういうわけですから、もしキリストにあって励ましがあり、愛情とあわれみがあるなら、私の喜びが満たされるように、あなたがたは一致を保ち、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、志を一つにしてください。」

 

このようなにKECFが成長することができる場所になればと思います。

 

今年度の役員がみな3年生で、みな三田キャンパス所属でした。それはそれで、恵みは多くありましたが、他キャンパスの聖書研究に行くことも困難であったり、役員会の時に実感を持ってそのキャンパスのために祈ることができませんでした。また、就職活動のために忙しさを覚えたり、将来の進路について不安を覚えていました。3年生だからこその特徴だと思います。来年度は、KECFを担いたいと思ってくれている学生が各キャンパスから、各学年から与えられました。本当にうれしくて今から来年度が楽しみです。私は来年度も続けて代表ですが、役員の編成は大きく変わります。祈りに覚えてくださると幸いです。

本当にKECFをここまで続けてくださって、守ってくださって感謝します。先輩方の思いと神様からの召しを胸に私も、仲間とともにKECFを守り、恵みを後輩に受け継いでいきたいと心から願っています。以上を持って学生報告とさせていただきます。

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